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総患者数:5,500万人(推定)

認知症ケア

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認知症の本質を知ることが、認知症ケアの第一歩。

  • 💡親の認知症発覚!識者の実践アドバイス

    ピンされた 移動しました 介護 相談
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    地域包括支援センター(ちいきほうかつしえんセンター)は、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、健康、福祉、介護などさまざまな面から総合的に支えるための「よろず相談窓口」です。 2006年の介護保険法改正にともなって設置され、全国の市区町村(または委託された社会福祉法人など)が運営しています。高齢者本人だけでなく、その家族や近隣住民からの相談にも広く対応しています。 主な役割は、大きく分けて以下の 4つの業務です。 1. 総合相談支援(まずはここに相談) 高齢者に関するあらゆる相談を受け付けます。介護保険の申請方法がわからないときはもちろん、「最近足腰が弱ってきて不安」「一人暮らしで今後の生活が心配」「近所の高齢者が困っているようだ」といった、制度が決まっていない段階の相談でも、専門職員が話を聞いて適切なサービスや窓口につなぎます。 2. 権利擁護(高齢者の権利を守る) 高齢者が安心・安全に暮らせるよう、権利を守るための支援を行います。 認知症などによる財産管理の不安: 成年後見制度の利用手続きの支援 高齢者虐待への対応: 早期発見や防止、必要に応じた保護 消費者被害の防止: 悪質な訪問販売や詐欺被害の相談・対応 3. 包括的・継続的ケアマネジメント(地域のネットワーク作り) 地域のケアマネジャー(介護支援専門員)が円滑に仕事ができるよう後方支援を行ったり、医療機関、行政、ボランティア団体などと連携して、高齢者を地域全体で支えるネットワーク(地域ケア会議など)を構築します。 4. 介護予防ケアマネジメント(要介護状態になるのを防ぐ) 要支援1・2と認定された方や、要介護状態になるおそれがある高齢者を対象に、自立した生活を続けられるよう「介護予防サービス計画(ケアプラン)」を作成します。また、地域で開催される「体操教室」や「認知症予防講座」といった介護予防事業の運営・案内も行っています。 誰が在籍しているの? センターには、専門的な視点から多角的にサポートできるよう、主に以下の3つの専門職が配置されています。 保健師(または経験豊富な看護師): 主に健康管理や医療、介護予防の相談を担当 社会福祉士: 主に権利擁護や総合相談、生活全般の公的制度の活用を担当 主任ケアマネジャー: 主に地域のケアマネジャーへの指導や、複雑な事例の調整を担当 ポイント:担当のセンターは「お住まいの地域」で決まります 地域包括支援センターは、自治体ごとに担当する中学校区などのエリアが細かく決まっています。相談する際は、高齢者本人が住民票を置いている住所を管轄するセンターに連絡する必要があります。窓口の場所や連絡先は、各市区町村のウェブサイトや役所の高齢福祉課などで確認できます。
  • 🌱05:認知症介護で本当に大切なこと

    介護 理解
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    認知症を知るシリーズ 認知症を知る ― はじめに|介護の前に 第1回:認知症は「物忘れ」の病気だと思っていませんか? 第2回:認知症にも「性格」があります 第3回:認知症は、がんのようには進行しません 第4回:MRIでは分からないことがあります 第5回:認知症介護で本当に大切なこと このシリーズでは、 認知症とはどのような病気なのかを、一緒に考えてきました。 認知症は、「物忘れ」だけの病気ではありません。 原因となる病気によって症状も違います。 毎日少しずつ悪くなるわけでもありません。 MRIだけでは分からない変化もあります。 では、 これらを知った私たちは、 介護で何を大切にすればよいのでしょうか。 私は、 その答えは、とてもシンプルだと思っています。 相手を理解しようとすること。 それだけです。 もちろん、 現実の介護は簡単ではありません。 何度説明しても伝わらない日があります。 怒られる日もあります。 疲れてしまう日もあります。 だから、 「理解しよう。」 という言葉だけでは、介護はできません。 でも、 認知症について知る前と、 知った後では、 同じ出来事でも見え方が変わります。 「また同じことを聞かれた。」 ではなく、 「覚えることが難しくなっているんだ。」 「急に怒り出した。」 ではなく、 「何か不安があったのかもしれない。」 「今日は何もできなかった。」 ではなく、 「今日は調子が悪い日なのかもしれない。」 少しだけ、 見方が変わります。 介護技術とは、 その「見方」があって初めて意味を持つものだと私は思います。 例えば、 否定しない。 安心してもらう。 ゆっくり話す。 目を見て話す。 どれも大切なことです。 でも、 なぜそれが大切なのかを知らなければ、 ただ「そうするもの」と覚えるだけになってしまいます。 認知症を知ることで、 その一つひとつに意味が生まれます。 介護は、 相手を変えることではありません。 自分の見方を少し変えることなのかもしれません。 認知症の方は、 昨日までと同じ世界を見ているわけではありません。 だから、 介護する私たちも、 昨日までと同じ見方だけでは、 寄り添うことは難しいのです。 私は、 介護で一番大切なのは、 「正解」を探すことではないと思っています。 その人は今、 何を感じているのだろう。 何が不安なのだろう。 何を伝えようとしているのだろう。 そのことを考え続ける姿勢こそが、 介護なのではないでしょうか。 認知症は、 多くのことを少しずつ変えていきます。 でも、 その人らしさまで、 すべてなくなってしまうわけではありません。 笑顔があります。 好きな音楽があります。 安心できる場所があります。 大切な家族への思いがあります。 それらは、 病気だけを見ていては気付きません。 その人を見ていて初めて見えてきます。 今回お伝えしたかったこと 介護の技術は、とても大切です。 しかし、 その技術が本当の意味を持つのは、 認知症という病気を知り、 その人を知ろうとしたときです。 だから私は、 介護の第一歩は、 技術ではなく、 「知ろうとすること」 だと思っています。 このシリーズはここで終わります。 でも、 認知症を知ることに終わりはありません。 一人ひとり違うからこそ、 私たちは、 これからもその人のことを知り続けていくのだと思います。 最後に 介護は、一人で頑張るものではありません。 相手を知ろうとすること。 そして、ときには自分自身の心も大切にすること。 それも、介護の一つだと私は思います。 関連記事 「頑張らない介護」とは、具体的にどういうこと? 世界から学ぶ #016:イギリス 「社会的処方」 世界から学ぶ #005:フランス 「ユマニチュード」
  • 🌱04:MRIでは分からないことがあります

    介護 検査
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    認知症を知るシリーズ 認知症を知る ― はじめに|介護の前に 第1回:認知症は「物忘れ」の病気だと思っていませんか? 第2回:認知症にも「性格」があります 第3回:認知症は、がんのようには進行しません 第4回:MRIでは分からないことがあります 認知症の診断の過程では、 MRI検査を受けることがあります。 最近では、PET検査や血液検査なども少しずつ進歩し、 以前より詳しく調べられるようになりました。 では、これらの検査を受ければ、 認知症の進行はすべて分かるのでしょうか。 答えは、「そうではありません。」 もちろん、MRIには大切な役割があります。 脳が萎縮しているのか 脳梗塞はないか 他の病気ではないか 認知症の診断には欠かせない検査です。 しかし、MRIには写らないものがあります。 それは、その人の毎日の生活です。 昨日までは一人で着替えができた。 今日は途中で止まってしまった。 朝は元気だったのに、 夕方になると不安が強くなる。 孫の名前は忘れてしまった。 でも、孫の笑顔を見ると、 自然に笑顔になる。 こうした変化は、MRIには写りません。 介護をしていると、「今日は何だか様子が違う。」 そんな小さな変化に気付くことがあります。 食欲が少し落ちた 歩く速さが少し遅くなった 表情が少し暗い 話し方が少し変わった 病院で会う数十分では分からないことを、 介護者は毎日の生活の中で見ています。 だから私は、介護者は、 認知症の変化を最も近くで見ている人だと思っています。 それは、医師より詳しい、 という意味ではありません。 見ているものが違うのです。 医師は画像や検査から病気を見ます。 介護者は生活の中から、その人を見ます。 どちらも大切です。 どちらか一方だけでは、その人のことは分かりません。 もし、「MRIでは変わっていません。」 と言われても、介護をしている家族が、 「以前とは何か違う。」 と感じるなら、 その感覚は、とても大切です。 毎日見ている人だからこそ、 気付ける変化があります。 認知症は、画像だけでは分からない病気です。 そして、生活だけでも分からない病気です。 だからこそ、医療と介護は、お互いに補い合う必要があります。 私は、認知症という病気は、 脳だけを見るのではなく、 その人の暮らしを見ることで、 初めて見えてくるものがあると思っています。 今回お伝えしたかったこと MRIは、認知症を診断するための大切な検査です。 しかし、その人の毎日の生活や、小さな変化までは写りません。 介護者が毎日感じている「何か違う」という気付きも、 認知症を理解するための大切な情報なのです。 次回は、このシリーズの最後になります。 「 05:認知症介護で本当に大切なこと 」 について、一緒に考えてみたいと思います。
  • 🌱03:認知症は、がんのようには進行しません

    介護 進行
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    認知症を知るシリーズ 認知症を知る ― はじめに|介護の前に 第1回:認知症は「物忘れ」の病気だと思っていませんか? 第2回:認知症にも「性格」があります 第3回:認知症は、がんのようには進行しません 認知症と診断されると、 「これから、どんどん悪くなるのでしょうか。」 という不安を抱く方が少なくありません。 介護する家族にとっても、 「昨日より今日。」 「今日より明日。」 少しずつ進行していく病気というイメージがあるかもしれません。 でも、認知症は必ずしも、そのように進む病気ではありません。 例えば、がんでは、 腫瘍の大きさという目に見える指標で、病気の変化を追うことができます 一方、認知症では、 昨日できたことが今日はできない。 そうかと思えば、 翌日には、また普通にできる。 そんなことが珍しくありません。 介護をしていると、 「急に悪くなった。」 と感じる日があります。 でも、その変化がすべて認知症の進行とは限りません。 睡眠不足 疲れ 便秘 脱水 風邪や発熱 環境の変化 慣れない場所 薬の影響(飲み始め・変更時) こうした小さな出来事でも、認知症の方は大きな影響を受けることがあります。 つまり、 その日の体調や環境によって、認知機能は大きく変わることがあるのです。 だから、 昨日できたことが、 今日はできない。 その姿を見ると、 「また進行してしまった。」 と思ってしまいます。 でも翌日、 何事もなかったようにできることがあります。 介護を続けている方なら、 そんな経験をしたことがあるのではないでしょうか。 私は、この特徴を知ってから、 「今日できなかった。」 という一日だけで判断しなくなりました。 今日は調子が悪い日なのかもしれない。 疲れているのかもしれない。 何か不安があるのかもしれない。 そう考えるようになっただけで、 私自身の気持ちも少し楽になりました。 もちろん、認知症は少しずつ進行していく病気です。 それは事実です。 しかし、 その進行は、一直線ではありません。 坂道を下るように、 毎日同じ速さで悪くなるわけではありません。 良い日もあります。 悪い日もあります。 その繰り返しの中で、少しずつ変化していく病気なのです。 だから私は、 一日だけを見て、 「悪くなった。」 とは考えないようにしています。 大切なのは、 今日ではなく、 一か月前 半年前 一年前 その人らしさが、どのように変わってきたのかを見ることではないでしょうか。 介護者は、 毎日その人を見ています。 だからこそ、 変化に敏感になります。 でも、その優しさが、 時には不安につながってしまうこともあります。 だから私は、 「今日はできなかった。」 ではなく、 「今日はそういう日だったのかもしれない。」 という見方も、大切にしたいと思っています。 今回お伝えしたかったこと 認知症は、少しずつ進行する病気です。 しかし、その変化は一直線ではありません。 体調や環境によって、一日の中でも認知機能は変わることがあります。 だから、 昨日と今日だけを比べるのではなく、 少し長い時間の中で、その人を見つめることが大切です。 次回は、 「04:MRIでは分からないことがあります 」 について、一緒に考えていきます。
  • 🌱02:認知症にも「性格」があります

    介護 性格
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    認知症を知るシリーズ 認知症を知る ― はじめに|介護の前に 第1回:認知症は「物忘れ」の病気だと思っていませんか? 第2回:認知症にも「性格」があります 認知症と診断されると、多くの人は同じ病気を思い浮かべます。 しかし実際には、「認知症」という名前は一つでも、その原因となる病気はいくつもあります。 少し言い方を変えるなら、 認知症にも、それぞれ「性格」があると言えるかもしれません。 ある人は、何度も同じことを聞きます。 ある人は、部屋の中に人がいると言います。 ある人は、急に怒りっぽくなります。 ある人は、今までとまるで性格が変わったように見えます。 これらは、すべて同じ認知症なのでしょうか。 実は、そうではありません。 最も多いのが、アルツハイマー病です。 新しい出来事を覚えることが少しずつ難しくなり、「物忘れ」が目立つようになります。 一方で、レビー小体型認知症では、幻視が現れたり、調子の良い日と悪い日の差が大きかったりすることがあります。 前頭側頭型認知症では、記憶よりも先に、判断や行動、人との接し方が変わることがあります。 血管性認知症では、脳梗塞が起きた場所によって症状が大きく異なります。 ここで大切なのは、 「どれが一番大変か」 ではありません。 何が変化しているのかを知ることです。 例えば、 同じように怒っているように見えても、 アルツハイマー病では、不安や混乱から怒っているのかもしれません。 レビー小体型認知症では、本人には本当に見えているものに驚いているのかもしれません。 前頭側頭型認知症では、感情を抑える働きそのものが変化しているのかもしれません。 外から見れば同じ「怒る」という行動でも、その理由はまったく違うことがあります。 だから私は、 認知症を一つの病気として考えるよりも、 一人ひとり違う病気であり、一人ひとり違う人である と考えた方が、介護はずっと分かりやすくなると思っています。 そして、もう一つ忘れてはいけないことがあります。 同じアルツハイマー病であっても、 同じ人は二人といません。 育ってきた環境も違えば、 好きなことも、 苦手なことも、 人生も違います。 病気が同じだからといって、 その人まで同じになるわけではありません。 介護をしていると、 「認知症だから。」 という言葉を耳にすることがあります。 もちろん、それも一つの理由でしょう。 でも私は、 その前に、 「この人は、どんな人だったのだろう。」 と考えたいと思っています。 認知症を知ることは大切です。 でも、 その人自身を知ることは、 もっと大切なのかもしれません。 今回お伝えしたかったこと 認知症は一つの病気ではありません。 原因となる病気によって、変化する認知機能も、現れる症状も異なります。 だからこそ、 「認知症だから」ではなく、 「この人は、どのような認知症で、どのような人なのだろう。」 という視点が、介護の第一歩になります。 次回は、 「03: 認知症は、がんのようには進行しません 」 について、一緒に考えていきます。
  • 🌱01:認知症は「物忘れ」の病気だと思っていませんか?

    介護 物忘れ
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    認知症は「物忘れ」の病気だと思っていませんか? 認知症を知るシリーズ 認知症を知る ― はじめに|介護の前に 第1回:認知症は「物忘れ」の病気だと思っていませんか? 認知症と聞いて、多くの人が最初に思い浮かべるのは「物忘れ」ではないでしょうか。 鍵をどこに置いたか忘れる。 同じことを何度も聞く。 約束を忘れてしまう。 確かに、それは認知症でよく見られる症状です。 だから、 「認知症は物忘れの病気。」 そう説明されることも少なくありません。 でも、本当にそうなのでしょうか。 少し考えてみてください。 認知症の方が、 「財布を盗まれた。」 と言います。 家族は財布を見つけて、 「ほら、ここにあるよ。」 と見せます。 それでも本人は納得しません。 「誰かが戻したんだ。」 と言うことさえあります。 もし認知症が「物忘れ」だけの病気なら、 財布が見つかった瞬間に安心するはずです。 それでも不安が消えないのは、なぜでしょう。 ある方は、 「今日は病院へ行きますよ。」 と言われても支度を始めません。 一方で、 「今日はお出かけですね。一緒に準備しましょう。」 と声をかけると、自然に動き始めることがあります。 これは耳が悪くなったのでしょうか。 記憶がなくなったのでしょうか。 それとも、別の何かが起きているのでしょうか。 認知症では、「覚える力」だけでなく、 考える力 判断する力 順番を考える力 状況を理解する力 そして、目の前で起きていることを意味づける力も、少しずつ変化していきます。 これらをまとめて「認知機能」と呼びます。 つまり認知症とは、「記憶」だけではなく、「認知」という働き全体が変化していく病気なのです。 だから、 「何度説明しても分かってくれない。」 のではありません。 説明だけでは届かない理由があるのです。 だから、 「頑固になった。」 のでもありません。 今までとは少し違う形で、世界を理解するようになっているのです。 私は、介護を始めた頃、 「もっと分かりやすく説明すれば伝わる。」 そう考えていました。 でも、認知症について知るほど、 説明の仕方よりも先に、 相手がどのように世界を見ているのかを知ることが大切なのだと感じるようになりました。 介護の難しさは、 相手が変わったことではありません。 自分が今までと同じ見方をしてしまうことなのかもしれません。 だから私は、 認知症を「物忘れ」の病気だとは考えていません。 もちろん、物忘れはあります。 しかし、それは認知症という病気の一部でしかありません。 認知症とは、 世界を理解する力が少しずつ変化していく病気。 私は、そのように考えています。 今回お伝えしたかったこと 認知症は「物忘れ」の病気ではありません。 物忘れを含めた、「認知する力」が少しずつ変化していく病気です。 このことを知るだけで、 「どうして伝わらないのだろう。」 という疑問が、 「だから伝わりにくかったのか。」 という理解へ、少し変わるかもしれません。 次回は、 「02:認知症にも「性格」があります 」 について、一緒に考えていきます。 関連記事 世界から学ぶ #017:誤解 ― ブルース・ウィリスの教訓 医師が語る|認知症は『脳の病気』ではありません
  • 🌱00:認知症を知る ― はじめに|介護の前に

    介護 出発点
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    介護の技術は、認知症の本質を知った後に初めて意味を持ちます。 「何度説明しても分かってくれない。」 「また同じことを聞かれた。」 「財布を盗んだと疑われた。」 「昨日は普通だったのに、今日は別人のようだ。」 認知症の方を介護していると、多くの人が一度は経験する場面です。 そして、そのたびに私たちは考えます。 「どうすれば伝わるのだろう。」 「もっと良い介護の方法があるのではないか。」 「私の接し方が悪いのだろうか。」 だから本を読み、インターネットで調べ、介護の技術を学びます。 もちろん、それは決して間違いではありません。 しかし、ここで一つ立ち止まって考えてみてほしいことがあります。 介護の技術は、誰に対して使うものなのでしょうか。 私たちは、自動車を運転するときには、その車の特徴を知ろうとします。 パソコンを使うときには、その仕組みを知ろうとします。 ところが認知症介護になると、技術だけを先に学ぼうとしてしまうことがあります。 しかし、本当に大切なのは、その前に認知症という病気を知ることです。 認知症とは、どのような病気なのか。 脳では何が起きているのか。 本人はどのように世界を見ているのか。 それを知らなければ、どんな介護技術も「なぜそれが有効なのか」が分からないままになってしまいます。 例えば、認知症の方が、 「財布を盗まれた。」 と言ったとします。 私たちは、 「違いますよ。ここにありますよ。」 と説明します。 それでも納得してもらえず、 「ほら、ここにあるでしょう。」 「さっきも説明したでしょう。」 と繰り返してしまうことがあります。 すると、本人はさらに不安になり、怒ってしまうことさえあります。 これは、介護が下手だからではありません。 本人が頑固だからでもありません。 認知症によって、私たちとは違う形で世界を認識し、理解しているからです。 もし、そのことを知らずに介護をすれば、一生懸命であるほど、お互いに苦しくなってしまいます。 近年、「パーソン・センタード・ケア」や「ユマニチュード」など、さまざまな介護の考え方が紹介されています。 どれも素晴らしい取り組みです。 しかし、それらに共通しているのは、介護技術そのものではありません。 その人が何を感じ、何を見て、どのように世界を受け止めているのかを理解しようとする姿勢です。 つまり、介護の出発点は技術ではなく、理解の前に、「知ること」なのです。 このシリーズでは、介護者の立場から「認知症とは何か」を一緒に見つめ直していきます。 専門的な医学書のような難しい話ではありません。 毎日の介護の中で感じる、 「なぜ?」 という疑問に、一つずつ答えていきたいと思います。 このシリーズでお伝えすること 第1回 認知症は「物忘れ」の病気だと思っていませんか? 「認知症=物忘れ」という、多くの人が持っているイメージを見つめ直します。 第2回 認知症にも「性格」があります アルツハイマー病、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症、血管性認知症。それぞれ何が違うのかを紹介します。 第3回 認知症は、がんのようには進行しません 良い日と悪い日がある理由や、体調や環境が認知機能に与える影響を考えます。 第4回 MRIでは分からないことがあります 画像検査だけでは見えない認知症の特徴と、介護者だからこそ気づける変化についてお話しします。 第5回 認知症介護で本当に大切なこと 認知症を知った上で、介護者は何を大切にすればよいのかを一緒に考えます。 認知症を知ることは、介護を知ることでもあります。 このシリーズを読み終えたとき、認知症という病気を見る目が少し変わり、目の前の大切な人との向き合い方が、ほんの少しでも穏やかなものになっていたなら、これほど嬉しいことはありません。 介護は、技術だけでは成り立ちません。 相手を知ろうとすること。 そこから、すべての介護は始まるのだと私は思います。 その第一歩として、このシリーズが少しでもお役に立てれば幸いです。 次回は、 「 01:認知症は「物忘れ」の病気だと思っていませんか? 」 について、一緒に考えていきます。 関連記事 世界から学ぶ #016:イギリス 「社会的処方」 世界から学ぶ #005:フランス 「ユマニチュード」
  • ☘「頑張らない介護」とは、具体的にどういうこと?

    介護
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    「頑張らない介護」とは、決して「介護を放棄する(手を入抜く)」という意味ではありません。 介護者がすべてを背負い込んで心身ともにすり減ってしまうのを防ぐため、「完璧を目指さず、介護者自身の生活と笑顔を守ることを最優先にする」という、持続可能な介護のあり方のことです。 具体的には、以下のような4つのシフト(考え方と行動の切り替え)を意味します。 1. 「自分の力で」から「チームの力で」へ 「家族だから自分がやらなきゃ」という思い込みを捨て、プロの手や介護保険サービスを最大限に頼ることです。 ケアマネジャーをフル活用する: 困りごとを一人で抱えず、まずはケアマネジャーに相談してプランを練ってもらう。 デイサービスやショートステイを躊躇なく使う: 「本人が嫌がるから」と諦めず、介護者が「一人の時間(レスパイト:息抜き)」を確保するために、プロの力を借りて少しずつ慣れてもらいます。 2. 「正しさ」から「合わせること」へ 認知症の症状(物忘れ、幻覚、取り繕いなど)に対して、正面から否定したり、現実を教え込もうとしたりすると、お互いにエネルギーを激しく消耗します。 事実の訂正を諦める: 例えば「ご飯はまだ?」と聞かれたとき、「さっき食べたでしょ!」と怒るのではなく、「今作っているから待ってね」とお茶を出すなど、その場の空気や本人の世界観に話を合わせる(話をそらす)。 「まぁ、いっか」の精神: 命に関わること(危険な徘徊や服薬ミスなど)以外は、多少の失敗や不合理な行動があっても「実害がなければ良し」とスルーする力をつけます。 3. 「かつての親(家族)」から「新しい関係」へ 昔のしっかりしていた頃の姿と目の前の現実を比較してしまうと、「なんでこんなこともできないの?」と悲しみや怒りが湧いてきます。 「できなくなったこと」ではなく「できること」に目を向ける: できない部分を責めるのをやめ、「今の状態」をありのままに受け入れることで、イライラを減らします。 4. 「介護優先」から「自分(介護者)の人生優先」へ 介護のために自分の仕事、趣味、睡眠時間を犠牲にし続けると、いつか限界(介護うつや共倒れ)が来ます。 自分のケアを最優先にする: 「自分が元気で笑顔でいることが、結果的に本人への一番の優しさになる」と割り切り、自分のやりたいことや休息をスケジュールに先組みします。 まとめると 「頑張らない介護」とは、『頼れるものはすべて頼り、適度に手を抜き、お互いが笑顔でいられる距離感を保つスマートな介護』のことです。 介護はマラソンのようなものです。最初から全力疾走(頑張りすぎ)するのではなく、いかに息切れせずに長く走り続けられるかの仕組みを作ることが大切になります。 関連記事 人気 YouTube 動画 - 「認知症の介護はするな」 毎日の排泄介助、便で汚れる室内・・・
  • 🔎介護に役立つ代表的な情報源

    情報源 介護
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    日本の認知症介護は、一人で抱え込まずに周囲の力や専門のコミュニティを頼ることが本当に大切です。ご家族やケアをする方を支える、代表的な情報源やコミュニティサイトをいくつかピックアップしました。目的に合わせて使い分けてみてください。 当事者・家族が集うコミュニティ・相談窓口 公益社団法人 認知症の人と家族の会 特徴: 日本で最も歴史と実績がある、認知症の当事者と家族のための職能・市民団体です。 できること: 全国47都道府県に支部があり、定期的に「家族のつどい」を開催しています。同じ境遇の人と対面やオンラインで話せるほか、電話での無料相談窓口も設置されています。 おすすめ: 「他の家庭はどうしているんだろう?」という具体的な悩みや、心の拠り所を探している方に最適です。 認知症カフェ(オレンジカフェ) 特徴: 全国各地の自治体やNPO、医療機関などが運営する、認知症の人や家族、地域住民、専門家が気軽に集える「カフェ」のような場所です。 できること: お茶を飲みながらリラックスした雰囲気で情報交換や相談ができます。 おすすめ: お近くの地域包括支援センター(役所の高齢者窓口など)に問い合わせると、地元の開催情報を教えてもらえます。 ネットで繋がるオンラインコミュニティ・掲示板 安心介護 特徴: 認知症に限らず、介護全般の悩みを匿名で相談できる日本最大級の介護コミュニティサイトです。 できること: 「先輩介護者」に知恵を借りたり、ケアマネジャーや看護師などの「専門家」から直接アドバイスをもらったりできます。 おすすめ: 夜間や急なトラブル時、すぐに誰かの意見を聞きたいときに非常に心強いプラットフォームです。 正確な知識と公的支援を探すための情報サイト ながいきネット(認知症介護情報ネットワーク) 特徴: 厚生労働省の支援のもと、認知症介護研究・研修センターが運営している公的な総合情報サイトです。 できること: 認知症の基礎知識から、具体的なケアのコツ、公的な介護サービス(介護保険など)の活用方法まで、信頼性の高い情報が体系的にまとめられています。 認知症フォーラム.com 特徴: NHK厚生文化事業団などが関わる、認知症の最新医療情報やケアのヒントを発信する情報サイトです。 できること: 医師による解説記事や、全国の先進的な取り組み、お役立ち動画などが豊富に掲載されています。 その他(連絡会議、セミナー、介護施設など) 認知症関係当事者・支援者連絡会議: 認知症本人・家族・支援者団体が連携、疾患情報やケアの啓発活動を共有。 老人ホーム・介護施設を探すなら、ライフル介護: 老人ホームや介護施設を探すなら、日本最大級の検索サイト。 まず最初の一歩としてのおすすめ もし具体的な介護保険の申請や、利用できるサービス(デイサービスやショートステイなど)について知りたい場合は、お住まいの自治体の「地域包括支援センター」に連絡するのが最も確実です。専門の社会福祉士や保健師が無料で相談に乗ってくれます。 まずは気になるウェブサイトを覗いてみて、少しでも気持ちが軽くなる場所を見つけてみてください。他にも特定の症状への対応など、具体的に知りたいことがあれば、このポストに返信してください。 関連記事:親の認知症発覚!識者の実践アドバイス
  • 📡認知症の行方不明者、GPSで8割超が当日発見

    徘徊 介護
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    annA
    ニュースのコメント欄に書き込まれていた、介護当事者や専門家の方々による「本当に役立つ実践的なアドバイス」を整理しました。 家族だけで抱え込まず、デジタルとアナログの両面から対策を講じるヒントが詰まっています。 1. 「GPS・デジタルツール」の賢い選び方と現実 多くの介護家族がGPSを推奨していますが、持たせ方に一工夫が必要です。 靴への仕込みが最善: 財布やスマホは忘れて出かけることが多いため、必ず履く「靴(かかとやインソール)」に埋め込むタイプが最も実用的です。 AirTagなどの注意点: AppleのAirTag等は安価で便利ですが、周囲にiPhoneユーザーが少ない地域や夜間は位置特定が難しくなるため、単体通信できる認知症専用GPSを選ぶ人が多いです。 2. 「事前の登録と連携」が捜索スピードを分ける いざという時にパニックにならず、1分でも早く見つけるための初動準備です。 「SOSネットワーク」への登録: 自治体や地域包括支援センターの見守りネットワークに、本人の写真や特徴を事前登録しておく。 警察への事前相談: 最寄りの警察署に「徘徊の可能性がある」と事前に相談し、写真や歩き方の癖を渡しておくと初動が劇的に早くなります。 直近の写真のストック: 半年に一度は、本人がよく着るお気に入りの服装のままスマホで写真を撮っておくことが推奨されています。 3. 衣類・持ち物への「アナログな仕掛け」 デジタルの充電切れや紛失に備えた二重のセーフティネットです。 服の「タグ」への刻印: 下着やズボンの内側タグに、名前と連絡先(個人情報が気になる場合はケアマネジャーの番号など)を油性ペンで書く。 QRコードシールの活用: 衣服や爪、靴に貼れる、スキャンすると連絡先がわかる専用のQRコードシール(自治体で配布・販売されている場合もあります)を利用する。 4. 自宅の「出入り口」の物理的な対策 「目を離した一瞬」の外出を防ぎ、家族の睡眠や精神的負担を減らす工夫です。 認知症対応の鍵: ドアのつまみ(サムターン)を取り外せるタイプに交換する、または上下の目立たない位置に補助錠を増設する。 人感センサーの設置: 玄関を開けた時やベッドから離れた時にアラームが鳴るセンサー(介護保険が適用できる場合が多いです)を導入する。 5. 「心のケア」と地域へのオープンな姿勢 家族だけで抱え込まず、周囲を巻き込むマインドが大切です。 「徘徊」ではなく「目的のある歩行」: 本人の中には「仕事に行く」「実家に帰る」などの目的があります。頭ごなしに止めず、「どちらへ行くのですか?一緒に行きましょう」と一度受け止めることでパニックを防げます。 近所へあえてオープンにする: 隠さずに「一人で出てしまうことがあるので、見かけたら声をかけてほしい」と、近隣住民や近所のコンビニなどに伝えておくと、地域全体が目になってくれます。 少しでも皆さんの日々の介護負担の軽減や、安心につながれば幸いです。 関連記事:便利グッズ:認知症の介護で役立つ、便利アイテム
  • 💢なぜ認知症患者は「怒りっぽい」のか?

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    annA
    海外でも同じ悩みを抱えている 認知症患者が怒りっぽくなったり、介護者に対して厳しい言葉を向けたりすることは、日本だけの問題ではありません。 アメリカでも、 急に怒り出す 「物を盗まれた」と疑う 介護を拒否する 家族に暴言を吐く といった症状は、認知症介護における大きな課題として知られています。 興味深いのは、アメリカでは近年、 「なぜ患者は怒るのか」 だけでなく、 「その怒りによって介護者はどれほど疲弊しているのか」 にも注目が集まっていることです。 認知症患者の怒りや興奮は、介護者のストレスや孤立感を大きく高めることが分かっており、 「介護者は第二の患者である」 という考え方も広がっています。 そのため、アメリカでは患者本人だけでなく、介護する家族を支援する新しい取り組みが進められています。 関連記事 世界から学ぶ #011:米国「介護者は第二の患者」 世界から学ぶ #010:「認知症介助犬」
  • ⚕医師が語る|認知症は『脳の病気』ではありません

    移動しました 予防
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    https://www.youtube.com/watch?v=DL1OAA-HsAo この動画のコメント欄には、動画内で提案された「4つの小さな約束(予防習慣)」を実践している、あるいはこれから始めようとする方々の温かい声や体験談が多く寄せられています。 主なコメントの内容をいくつかの傾向に分けて要約します。 1. 動画の「4つの約束」の要約と決意 多くの視聴者が、動画で紹介された以下の習慣をさっそく実践しようと決意を書き込んでいます。 朝日を浴びて散歩する 声に出して会話する(音読や挨拶など) よく噛んで食べる 昔好きだった趣味をもう一度やってみる 2. 独自の予防習慣・体験談の報告 すでに自分なりの方法で脳を活性化させている、あるいは周囲へのアプローチで改善が見られたという具体的なエピソードが目立ちます。 会話・声出し: 一人暮らしの寂しさを紛らわせるため、毎朝の「登下校の見守り隊」に参加して子どもたちに大きな声で挨拶をしている方や、亡くなった家族にお茶をあげながら毎朝20〜30分語りかけている方などが、声出しの効果を実感しています。 趣味の再開: 60代〜80代の視聴者から、久しぶりにフルートやアコースティックギターでの弾き語りを再開した、手芸やストレッチを始めたなど、「楽しい」と感じる時間を作っている報告が多数あります。 家族のサポート: 気力が落ちて認知症が心配された高齢の姉に対し、毎日こまめに電話をかけたりランチに連れ出したりした結果、すっかり元気になり症状が少なくなったという、実体験に基づく感動的なエピソードも寄せられています。 医療現場・介護現場からの共感: グループホームに長年勤務する職員の方から、「認知症の治療薬だけに頼るのではなく、生活習慣(噛むことなど)と認知症の相関関係に深く納得した」というプロの視点からの意見もありました。 3. 医師(発信者)への感謝と安心感 「人を脅かすような要素がなく、とても元気づけられた」「薬を処方して終わりではなく、生活背景まで見てくれる優しい先生に出会えた患者さんは幸せ」といった、医師の語り口や姿勢に対する感謝と称賛の声が多く集まっています。 全体として、諦めかけていた高齢期や物忘れに対して「まだ自分にできることがある」と前向きに捉え、お互いに励まし合うコミュニティの場となっているのが特徴です。 関連記事:世界から学ぶ #015:ランセット 「Lancet」
  • 🍹【最新研究で判明】 悪魔の3大ドリンクと天使のドリンク

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    https://www.youtube.com/watch?v=a9TTo9DP1LE この動画に寄せられている視聴者コメントの主な傾向や声をわかりやすく要約しました。 1. 自身の食習慣の振り返りと安心・危機感 すでに良い習慣を持っている人の安心感: 「お茶かブラックコーヒーしか飲まない」「悪魔のドリンクは飲んでいないので良かった」と、自身の現在の習慣に安堵する声が複数あります。 新たな危機感や決意: 「癌になってから甘い飲み物をやめた」「代わりに甘いコーヒーがやめられなくなっていたので参考になった」など、動画を機に食生活を見直そうとするコメントが見られます。 2. 年齢に対する不安と期待 今からでも間に合うかという不安: 「もう65歳(あるいは83歳)だが間に合うか」という、高齢層からの切実な不安の声に対し、前向きに取り組もうとする姿勢が見られます。 3. アルコールに関する指摘 お酒への言及: 動画内で「酒」について触れられていないことに対し、「お酒が一番悪いのでは?」「(投稿者が)自分が飲んでいるから言わないのか(笑)」といった、アルコールの悪影響を指摘するツッコミや意見が目立ちます。 4. 個人の体質や例外に関する疑問 持病との兼ね合い: 「腎臓結石の治療で、コーヒーや緑茶はシュウ酸が多いから控えるよう指導されている。あちらを立てればこちらが立たずでバランスが大事」という、持病による制限とのジレンマを語る声があります。 有名人の例外への疑問: 「102歳でファンタが好きな近所の女性や、毎日コーラを飲むウォーレン・バフェットのような例外はどう説明するのか」といった素朴な疑問を投げかけるコメントもあります。 5. 感謝と肯定的な感想 「勉強になった」「お酢を取り入れたい」といった動画内容への感謝や、ホワイトボードのイラストが上手で分かりやすいという称賛の声が寄せられています。
  • ⚕医者だから知っている、認知症の始まりの言葉10選

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    https://www.youtube.com/watch?v=KOtu3MJUiFQ この動画に寄せられた視聴者コメントは、実際に在宅や施設で認知症介護に直面している方々の切実な声で溢れています。 主なコメントの内容をいくつかのアスペクトに要約します。 1. 介護の過酷さと「限界」を訴える声 多重介護の負担:発達障害を持つ娘2人の育児と、認知症の義母(幻聴の症状あり)の介護、さらに夫の無関心が重なり、心身ともに限界を迎えて無気力になってしまったという壮絶な経験が語られています。 孤立無援の介護:単身赴任中の夫を持つ方が、重い心不全と認知症を患う義母を1人で在宅介護している事例。義母が元保育士というプライドから介護を拒否し、嫁を見下す言葉を投げつけるため「限界が近い」と限界を吐露しています。また、兄が連絡をブロックし、夫からも協力を得られず1人で抱え込んでいるケースも見られます。 2. 後悔や自己嫌悪、そして動画による「救い」 感情が爆発したことへの罪悪感:ついイライラして認知症の親を叱ってしまい、何日も自分を責め続けていた人が多くいます。 動画内の「この動画を見ている時点で、あなたは真剣に向き合っている優しい人」「あなたは何も悪くない」というドクターハッシーの言葉や、最後の花のプレゼントに「涙が止まらなかった」「救われた」「明日からまた少し優しくなれそう」ともらい泣きするコメントが続出しています。 3. 先輩介護者からのアドバイスと心の変化 「適当に扱う」ことでの自衛:介護に疲れ果てた末、義母の言うことを真に受けず「あー、そうなんだ〜」と受け流して安心させる対応に変えたことで、自分の心を守れるようになったという知恵がシェアされています。 親への恩返しという捉え方:両親を看取った方から、自分が子供の頃におむつを替えてもらったり話を聞いてもらったりしたことを「今返している」と思って一緒に時間を過ごしてほしい、という温かいエールも送られています。 4. 医療・介護関係者からの称賛 介護職15年の方などから、動画の内容が非常に素晴らしく、現場の人間にとっても勉強になり心に響く「神回」であると深く感謝されています。 全体として、誰にも言えない介護の愚痴や毒を吐き出しつつ、同じ境遇の仲間がいることに気づき、ドクターハッシーの優しい言葉に涙を流して「また一歩踏み出そう」と励まし合う、非常に温かくも切実なコミュニティの場となっています。
  • 🍊犬の認知症がミカンで改善!「脳ゴミ」に挑む柑橘パワー

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    今回は、愛犬家の方だけでなく、人間の認知症予防にとっても見逃せない驚きのニュースをご紹介します。 2025年11月、「ミカンの皮の成分が、高齢犬の認知症症状を緩和する」という研究結果が発表され、大きな話題を呼びました。 この研究を行ったのは、過去に「イグ・ノーベル賞」を受賞したことでも知られる、ユニークかつ優秀な日本の研究チーム(北里大学など)です。 老犬の夜鳴きや徘徊といった切ない症状が、身近な「ミカンの皮」で和らぐという驚きのニュースですが、実はこれ、以前の投稿でご紹介した人間のアルツハイマー病の原因「アミロイドβ(脳のゴミ)」の予防にも、深く深くつながっているのです。 ■ なぜ「ミカンの皮」が脳に効くのか? 漢方薬で「陳皮(ちんぴ)」として知られるミカンの皮には、「ヘスペリジン」や「ノビレチン」というポリフェノール成分が豊富に含まれています。 近年の認知症研究において、これらの成分には非常に強い「抗酸化作用」や「神経細胞を守る働き」があることが分かっていました。 研究チームが、認知症の症状(夜鳴きや遠吠えなど)を持つ高齢犬にこの成分を投与したところ、なんと明確に行動が改善し、穏やかさを取り戻したのです。 ■ 人間の「アミロイドβ(脳のゴミ)」とのつながり 犬の脳内で起きている認知症のメカニズムは、人間のアルツハイマー病と酷似しています。 実は、ミカンの皮に含まれる「ノビレチン」などの成分は、人間の研究においても「脳内にアミロイドβ(ゴミ)が蓄積するのを防ぐ」「記憶力を司る神経のネットワークを保護する」という効果が強く期待され、世界中で研究が進められています。 つまり、犬たちの認知症が和らいだということは、人間にとっても「脳のゴミ対策」として柑橘類の成分が極めて有効であることを、改めて証明してくれた形になります。 ️ 【重要】飼い主のみなさんへの注意点! このニュースを見て「じゃあ、うちの犬にもミカンを食べさせよう!」と生の皮をそのまま与えるのは絶対にNGです。 犬の場合: 生の皮は食物繊維が強すぎて、激しい消化不良を起こす恐れがあります。 猫の場合: 特に猫は、柑橘類に含まれる「リモネン」という成分を体内で分解できず、中毒(嘔吐や下痢)を起こすため非常に危険です。 今回の研究は、あくまで「安全に抽出された成分」によるものです。現在、この成果を活かした犬用の安全なサプリメント(スティックタイプなど)の開発が企業(エア・ウォーター社など)によって進められており、まもなく実用化される予定です。 まとめ:身近な果物に隠された、脳を守る知恵 犬たちのQOL(生活の質)を上げるための研究が、巡り巡って人間の「アミロイドβ対策」の正しさを裏付けてくれる――医療の横のつながりを感じる素晴らしいニュースですね。 私たち人間が恩恵に預かるなら、毎日のデザートにミカン(果肉)を美味しくいただいたり、無農薬の皮を乾燥させた「陳皮」をお茶や薬味として少しずつ生活に取り入れたりするのが良さそうです。 動物たちも人間も、みんなで脳をすっきり健康に保ち、穏やかな毎日を過ごしたいものですね。
  • 👀明日から使える!介護で役立つ「目からウロコ」工夫集

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    介護の現場は毎日が試行錯誤の連続です。「マニュアル通りにいかない…」と悩んだとき、先輩たちのちょっとした「視点の切り替え」や「工夫」が状況を劇的に変えることがあります。 今回は、多くの介護職やご家族が「実際に効果があった!」と実感した、今日から試せる具体的な工夫を場面別にご紹介します。 1. 【声かけ・関係性】 拒否や不安をスッと溶かす工夫 「後ろから」「不意に」を徹底的に排除する 工夫のポイント: 認知症の方は視野が狭くなっている(正面の狭い範囲しか見えていない)ことが多いです。 具体的なアクション: 体に触れる前、声をかける前は、必ず本人の正面(1メートルほど離れた位置)に回り込み、しっかりと目線を合わせてから「〇〇さん、おはようございます」と声をかけます。不意に触れられる恐怖がなくなるだけで、介護拒否は激減します。 「名医(あるいはなじみの人)」からの伝言を使う 工夫のポイント: 「薬を飲んでくれない」「受診を拒否する」という場合、介護者がいくら説得しても逆効果になることがあります。 具体的なアクション: 本人が信頼している「かかりつけ医」や「昔の上司・家族」の名前を借ります。「〇〇先生から、このお薬を飲むと足が軽くなると伝言を預かっています」「〇〇さん(信頼する家族)から、今日はお風呂で温まってねと電話がありましたよ」と伝えると、驚くほどスムーズに応じてくれることがあります。 2. 【食事・水分】 「食べない・飲まない」を解決する工夫 白い食器をやめて「色のコントラスト」をつける 工夫のポイント: 認知症が進行すると、視覚のコントラストを認識しにくくなります。白いお皿に白いご飯、白いお粥が盛られていると、そこにお皿があることすら認識できない場合があります。 具体的なアクション: お皿を青や赤、黒などのはっきりした濃い色に変えるだけで、食べ物の輪郭が際立ち、自力での摂取量が増えるケースが多々あります。 水分補給は「お茶・水」にこだわらない 工夫のポイント: 「水分を取ってください」とコップを差し出しても拒否される、あるいは一口でやめてしまうことはよくあります。 具体的なアクション: 脱水予防が目的であれば、飲み物にこだわる必要はありません。水分量の多い「ゼリー」「プリン」「水ようかん」「フルーツ(スイカやメロン)」をおやつとして出したり、スープや味噌汁を少し多めに用意したりする方が、お互いにストレスなく水分を確保できます。 3. 【入浴・排泄】 三大介護の「困った」を乗り切る工夫 お風呂はお湯を張らずに「足湯」から始める 工夫のポイント: 服を脱ぐことや、大きなお風呂に入ることに恐怖心や強い拒否感を持つ方は多いです。 具体的なアクション: 「お風呂に入りましょう」とは言わず、「足元が冷えるので足湯で温まりませんか?」と誘います。服を着たまま足をお湯につけ、気持ちよさを感じてもらいながら、徐々に「上に着ているものを脱ぎましょうか」と進めると、スムーズに浴室へ誘導できる確率が上がります。 トイレの場所を「言葉」ではなく「目印」で示す 工夫のポイント: 「トイレはあそこです」と言われても、「トイレ」という文字や言葉の持つ意味がパッと理解できなくなっていることがあります。 具体的なアクション: トイレのドアに、大きく分かりやすい「便器のイラスト」や「鮮やかな色(赤や青など)ののれん」を下げます。視覚的に「ここは他とは違う場所だ」と認識しやすくなり、失禁や迷子を防ぐことができます。 4. 【BPSD:認知症の行動・心理症状】 落ち着かない・帰りたい時の工夫 「夕暮れ症候群(帰宅願望)」には、役割を依頼する 工夫のポイント: 夕方になると「家に帰らなきゃ」とソワソワし出す現象です。無理に引き止めると不穏が強まります。 具体的なアクション: 本人が現役時代にやっていたこと(家事、仕事)に関連した「役割」をお願いして、意識を切り替えます。「夕ご飯の準備で、タオルを畳むのを手伝っていただけませんか?」「書類の整理(紙を折る作業など)をお願いできますか?」など、頼りにされている実感が安心感に繋がり、ソワソ波が落ち着きます。 探し物は「一緒に探して、本人が見つける」演出をする 工夫のポイント: 「財布を盗まれた!」と言われた際、介護者がすぐに見つけて「ここにありましたよ」と渡すと、「あなたが隠していたんでしょう」と疑われる原因になります。 具体的なアクション: 「それは大変ですね。一緒に探しましょう」と共感し、介護者が先に見つけたとしても、サッとその場所へ本人の手を誘導したり、「あそこにあるのは何かしら?」と声をかけたりして、必ず「本人が見つけた」という形にします。これにより、達成感と安心感が生まれ、介護者への不信感を防げます。 みなさんの「本当に役立った工夫」を教えてください! 「うちの施設では、この声かけで入浴拒否がなくなりました!」 「在宅介護で、ご飯を食べない時にこれを試したら大成功でした!」など、 あなたの現場で生まれた小さな工夫や、先輩から教わった知恵をぜひコメント欄でシェアしてください。 あなたの1つの工夫が、今どこかで悩んでいるケアワーカーさんやご家族の救いになります! 関連記事 なぜ認知症患者は「怒りっぽい」のか? 【保存版】プロも陥る?「認知症介護の誤解 TOP10」 何度も責められる、介護でよくある事例と対応法 書籍:【ポケット介護】楽になる認知症ケアのコツ 教えて「認知症介護でやってはいけない対応」 世界から学ぶ #010:「認知症介助犬」 世界から学ぶ #004:福祉先進国スウェーデン
  • 📌【保存版】 プロも陥る?「認知症介護の誤解 TOP10」

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    認知症の方を介護する中で、「どうして伝わらないんだろう?」「よかれと思ってやったのに怒られてしまった……」と悩むことはありませんか? 実は、私たちが「良識」や「正しさ」だと思っている対応が、認知症の方にとっては不安や混乱を招く原因になっていることがあります。 今回は、介護現場や在宅介護でよくある「認知症介護の誤解 TOP10」をランキング形式でご紹介します。ユマニチュードの視点なども交えながら、正しいアプローチを見ていきましょう。 第10位:「徘徊(はいかい)」は目的もなく歩き回っている 【誤解】 認知症特有の症状で、あてもなくウロウロしているだけだと思われがちです。 【事実】 本人には「必ず明確な理由や目的」があります。「会社に行かなければ」「家に帰ってご飯を作らなければ」「何か落ち着かない(トイレに行きたい、どこかが痛い)」といった思いが行動に表れています。頭ごなしに止めるのではなく、「どうされましたか?」と目的を一緒に探す姿勢が大切です。 第9位:何度も同じことを聞くのは「わざと」や「意地悪」である 【誤解】 さっき言ったばかりなのに何度も聞いてくるため、介護側が「からかわれている」と感じてしまうことがあります。 【事実】 記憶を保持する機能が低下しているため、本人にとっては「今、初めて質問している」状態です。感情的に「さっき言ったでしょ!」と返すと、「なぜか怒られた」という嫌な感情だけが残ってしまいます。毎回、初めて聞かれた時のように優しく答えるのが鉄則です。 第8位:子どもに対するように優しく(幼児言葉で)接すれば良い 【誤解】 わかりやすく伝えようとするあまり、「〜でちゅよ」「お利口さんね」といった赤ちゃん言葉や、子どもを諭すような口調になりがちです。 【事実】 認知症になっても、これまでの人生の経験やプライド(自尊心)は失われません。幼児扱いは自尊心を深く傷つけ、拒絶や怒りを生む原因になります。一人の大人として、敬意を持った言葉遣いと言葉のトーン(大人の会話)で接することが重要です。 第7位:間違った思い込みは、事実を伝えて正さなければならない 【誤解】 「財布を盗まれた」「ここは私の家じゃない」と言われたとき、「誰も盗んでいませんよ」「ここがあなたの家ですよ」と事実を証明しようとすることです。 【事実】 本人にとって、その世界は「絶対的な現実」です。理詰めで説得しようとすると、自分を否定されたと感じ、介護者への不信感が強まります。まずは「お財布がないと困りますよね」「ご自身の家に帰りたいんですね」と感情に共感(受容)し、その後に別の話題へ視線をそらす(転換)のが効果的です。 第6位:何でも介護者が手伝ってあげることが「優しさ」である 【誤解】 衣服の着脱や食事など、時間がかかるから、あるいは危なっかしいからと、先回りしてすべてやってあげてしまうことです。 【事実】 自分でできることまで奪ってしまうと、残っている能力(残存能力)が急速に低下します(廃用症候群)。また、「自分は何もできない」という無力感に繋がります。「時間がかかっても見守る」「できない部分だけをさりげなくサポートする」ことが、本当の優しさです。 第5位:認知症になったら、何もわからなくなってしまう 【誤解】 物忘れがひどくなると、感情や周囲の状況、人間の尊厳などもすべて失われてしまうという極端なイメージです。 【事実】 記憶や認知機能は低下しても、「感情(嬉しい、悲しい、怖い、心地よい)」は最後まで非常に豊かに残ります。何を言われたかは忘れても、「あの人といると心地よい」「あの人は怖い」という感覚はしっかり残るため、ユマニチュードが提唱する「見る・話す・触れる」といった五感に響くケアが効果を発揮します。 第4位:物取られ妄想などの「問題行動」は病気のせいだから防げない 【誤解】 周辺症状(BPSD:暴言、妄想、拒絶など)は、病気が進行すれば100%起こるもので、防ぎようがないという諦めです。 【事実】 周辺症状の多くは、脳の病変そのものだけでなく、「不安」「環境の変化」「体調不良(便秘や痛み)」「介護者の高圧的な態度」などのストレスが引き金となって起こります。つまり、関わり方や環境を整えることで、これらの症状は劇的に和らぐ可能性が十分にあります。 第3位:嘘をついて(騙して)誘導しても、忘れるから問題ない 【誤解】 「病院に行く」と言うと嫌がるから「ドライブに行こう」と言って連れ出すなど、その場を収めるために嘘をつくことです。 【事実】 事実関係は忘れてしまっても、「騙された」「裏切られた」「怖かった」というマイナスの感情は心に深く刻まれます。これが介護者への不信感となり、その後のケアの拒絶に繋がります。時間はかかっても、誠実に向き合い、納得(あるいは安心)してもらえるアプローチが必要です。 第2位:認知症のケアは、とにかく「認知症の知識」を学べばうまくいく 【誤解】 医学的な知識や、認知症のステージ分類などを暗記すれば、ケアが完璧にできるという思い込みです。 【事実】 知識はベースとして必要ですが、目の前にいるのは「認知症という病気」ではなく、「その人自身の人生を持った一人の人間」です。マニュアル通りにはいきません。大切なのは、その人の歩んできた歴史(ナラティブ)を知り、今どのような気持ちでいるのかを推し量る「人間関係を築く技術」です。 第1位:「怒る」「介護を拒否する」のは、本人の性格が悪くなったから 【誤解】 介護に対して怒り出したり、お風呂を拒否したりする姿を見て、「昔は優しかったのに、嫌な性格になってしまった」と悲観することです。 【事実】 最も大きな誤解です。本人が怒ったり拒否したりするのは、性格が変わったからではなく、「恐怖や混乱に対する防衛反応」です。例えば、急に後ろから声をかけられたり、無言で体を触られたりしたら、誰だって驚いて身構えます。認知症の方の視界や理解力に合わせた丁寧なコミュニケーション(正面から目線を合わせる、ケアの前に必ず声をかける等)を行うことで、拒否の多くは驚くほど解消されます。 まとめ:誤解を解くカギは「相手の世界をリスペクトすること」 認知症介護における最大の誤解は、「介護する側が正しく、認知症の人が間違っている」という前提に立ってしまうことです。 認知症の方は、機能低下によって「世界がとても怖く、不安に見える場所」に変わってしまっています。その不安を理解し、寄り添うことができれば、介護のイライラやトラブルは大幅に減らすことができます。 【みなさんの意見も募集中!】 この10個の誤解の中で、「私も昔、こう思い込んでいた!」「この対応を変えたら、本人の表情が変わった!」というエピソードはありますか? ぜひコメント欄で教えてください! 関連記事 なぜ認知症患者は「怒りっぽい」のか? 明日から使える!介護で役立つ「目からウロコ」工夫集 何度も責められる、介護でよくある事例と対応法 書籍:【ポケット介護】 楽になる認知症ケアのコツ 教えて「認知症介護でやってはいけない対応」 世界から学ぶ #010:「認知症介助犬」 世界から学ぶ #004:福祉先進国スウェーデン
  • 📋何度も責められる、介護でよくある事例と対応法

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    1. 「ごはんまだ?」と責める(記憶の障害・不安) 背景: 食べたという事実そのものが脳から消えています。また、お腹が空いているだけでなく「誰かに気にかけてほしい」という寂しさの裏返しであることも多いです。 かわし方: 否定せず「今準備しているからね」と時間を稼ぐか、小分けにした小さな軽食(おにぎりやゼリーなど)を渡して気を紛らわせます。 2. 「財布(通帳)を盗んだでしょ!」と責める(物取られ妄想) 背景: 大切なものをしまい忘れた不安や、自分の失敗を認めたくない心理から、一番身近にいる介護者を犯人に仕立て上げて辻褄を合わせようとします。 かわし方: 反論すると逆効果になります。「それは大変!」と一緒になって探し、本人が自分で見つけられるようにそっと誘導します。 3. 「ここに閉じ込められている / 家に帰る!」と責める(帰宅願望) 背景: 今いる場所が「自分の知っている安心な場所」だと認識できず、見知らぬ場所に監禁されているような強い恐怖を感じています。 かわし方: 「ここが家だよ」と説得するのではなく、「外は暗いので明日送り届けるね」と引き延ばすか、一緒に外を少し散歩して「寄り道」の形で家に戻ります。 4. 「何もさせてくれない / 意地悪されている」と責める(自尊心の傷つき) 背景: 安全のために車の運転や火の元を制限された際、「まだできる」という本人のプライドが傷つき、攻撃的になってしまいます。 かわし方: 正論で制限するのではなく、安全な範囲で「お箸を並べる」「洗濯物をたたむ」などの明確な役割を頼み、「助かった、ありがとう」と自尊心を満たします。 5. 「知らない人がコソコソ隠れている(浮気・不倫など)」と責める(誤認妄想) 背景: 視覚の処理がうまくいかず、鏡に映った自分自身や、テレビの登場人物を「現実の侵入者」と勘違いして、配偶者などを裏切り者扱いして責めます。 かわし方: 鏡にカバーをかける、部屋を明るくして影を消すなど環境を調整し、「戸締まりを見てくるね」と安心感を与えます。 他にはない?さらに頻繁に見られる3つの責められパターン 実は、介護現場では以下のようなパターンでも頻繁に介護者が責められます。これらもすべて「脳の病気の症状」が原因です。 6. 「私に嘘をついている / 仲間外れにしている」と責める(被害妄想) 症状: 介護者同士が少し離れて小声で話していたり、電話でケアマネジャーと相談していたりする姿を見て、「自分の悪口を言っている」「何かを隠して騙そうとしている」と激しく怒り出します。 背景: 周りの状況が理解できなくなっているため、ひそひそ話がすべて「自分を脅かす悪い企み」に見えてしまうのです。 対策: 本人の前でのヒソヒソ話や電話は徹底して避け、相談事は本人が寝静まった後や、デイサービスに行っている間に行うようにします。 7. 「病気扱いするな!どこも悪くない!」と責める(病識の欠如) 症状: 病院(物忘れ外来など)へ連れて行こうとしたり、薬を飲ませようとしたりすると、「私を狂人扱いするのか!」「ボケてない!」と親を侮辱したかのように介護者を責め立てます。 背景: 認知症の初期〜中期には、「自分の脳の機能が落ちていること自体を認識する能力」が失われることがよくあります。本人は本当に「100%健康な自分」だと思っています。 対策: 「認知症の検査」とは絶対に言わず、「市から高齢者健診の案内が届いたから一緒に行こう」「体の調子を整えるお薬だよ」など、大義名分を別の健康管理にすり替えます。 8. 「昔、お前にこんなひどいことをされた」と大昔のことで責める 症状: 何十年も前の夫婦喧嘩や、子供の頃の些細な出来事を引っ張り出し、「あのときお前はこうだった」「苦労させられた」と、今のことのようにネガティブな感情をぶつけてきます。 背景: 最近の記憶はすぐに消えてしまう一方で、大昔の古い記憶、特に「悔しかった」「悲しかった」という強い感情を伴う記憶だけが鮮明に残り、今の現実と混ざり合って噴出しています。 対策: 過去の事実を修正しようと議論しても終わりがありません。「あの時は大変だったね」「苦労をかけたね」と、その当時の本人の「感情」に対してだけ同意してあげると、満足して収まることが多いです。 介護を続ける上での心構え これだけバリエーション豊かに責められると、介護者の精神が持たないのは当然です。これらはすべて、本人の性格が歪んでしまったわけではなく、「脳がうまく働かなくなったことで起きる、防衛本能と恐怖の表れ」です。 理不尽に責められ始めたら、「あ、始まったな。15分だけ別の部屋へ避難しよう」と、まともに相手をせず受け流すマニュアルを自分の中に作って、どうかご自身の心を守ることを最優先にしてください。 関連記事 なぜ認知症患者は「怒りっぽい」のか? 明日から使える!介護で役立つ「目からウロコ」工夫集 【保存版】 プロも陥る?「認知症介護の誤解 TOP10」 書籍:【ポケット介護】 楽になる認知症ケアのコツ 教えて「認知症介護でやってはいけない対応」 世界から学ぶ #010:「認知症介助犬」 世界から学ぶ #004:福祉先進国スウェーデン
  • 🎗介護現場でよくある状況でのユマニチュード活用例

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    介護現場でよくある状況でのユマニチュード活用例 1. 入浴を拒否される場合 認知症の方の中には、 「お風呂に入ってください」 と言われるだけで不安や抵抗を感じる方がいます。 そんな時は、いきなり入浴を促すのではなく、 正面から目を合わせる 笑顔で声をかける 肩や手にやさしく触れる といったユマニチュードの基本を意識します。 例えば、 「今日は気持ちのいいお湯ですよ」 「背中を流すお手伝いをしますね」 と安心感を与えながら誘導することで、拒否が和らぐ場合があります。 2. 薬を飲みたがらない場合 認知症の方は、 「毒を飲まされる」 「必要ない」 と感じてしまうことがあります。 そんな時に無理に飲ませようとすると、不信感が強まることがあります。 まずは目線を合わせ、 「いつも飲んでいるお薬ですよ」 「飲むと体が楽になりますよ」 と穏やかに説明し、本人のペースを尊重します。 3. 「財布を盗まれた」と訴えられた場合 認知症では物忘れによって、しまった場所を忘れてしまうことがあります。 その際、 「盗まれた!」 と強く訴えることがあります。 この時、 「盗まれていません」 と否定すると対立になりやすいため、 まずは 「心配ですね」 「一緒に探してみましょうか」 と感情に寄り添うことが大切です。 ユマニチュードは事実を訂正するよりも、まず相手の不安を受け止める姿勢を重視します。 4. 同じ質問を何度も繰り返す場合 認知症では短期記憶の低下により、同じ質問を繰り返すことがあります。 介護者は疲れてしまい、 「さっきも説明したでしょう」 と言いたくなることもあります。 しかし本人にとっては初めて聞く質問です。 ユマニチュードでは、 「そうですね」 「今日は○曜日ですよ」 と落ち着いて答え、安心感を与えることを大切にします。 5. 介護者を責める場合 認知症の方が、 「誰も助けてくれない」 「あなたは冷たい」 などと介護者を責めることがあります。 その背景には、 不安 孤独感 混乱 が隠れている場合があります。 まずは反論するのではなく、 「そう感じたんですね」 「心配でしたね」 と気持ちを受け止めることで、感情が落ち着くことがあります。 完璧を目指さなくても大丈夫 ユマニチュードは特別な才能が必要な技法ではありません。 「目を見て話す」 「やさしく触れる」 「相手の気持ちを受け止める」 そんな小さな心がけの積み重ねが、認知症の方の安心感につながります。 毎日すべてを実践するのは難しくても、できるところから少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか。 関連記事 世界から学ぶ #005:フランス 「ユマニチュード」 世界から学ぶ #004:福祉先進国スウェーデン
  • 📗書籍:【ポケット介護】 楽になる認知症ケアのコツ

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    豊富なカラーイラストと図解。現場の工夫満載。実際のケアが見てわかる 認知症の人の気持ちを中心に、本人・家族・専門職がみんな笑顔で一緒の時間を過ごせるように「現場の知恵」をコンパクトな新書サイズにまとめました。 2015年の初版の内容を全面的に刷新し、オールカラーの紙面にしました。 生活リズムの乱れ、睡眠障害、転倒、排泄がうまくいかないなど、日常生活で起こるさまざまな出来事への対応から、認知症の人がよりよく暮らすための環境づくり、認知症の人の意思を尊重するケア、認知症介護をする側がどう変わっていけるかなどを、豊富なカラーイラストや写真、わかりやすい図をまじえてわかりやすく解説しています。 -専門職、認知症の人の生の声も満載、すぐに役立つ現場のノウハウが詰まった1冊です。 また、本書は認知症のご本人が読んでも納得し、元気が出る内容にしました。 「誰もが笑顔になれるケア」「認知症の人の意思を尊重するケア」を始めてみませんか? (こんな方におすすめ) 介護の現場で働いている人・家族を介護している人(介護職ではない一般の人) ケアマネジャー/介護福祉士/(社会福祉士)を目指す人 認知症になってしまった人 認知症ケア書籍 【ポケット介護】楽になる認知症ケアのコツ 改訂新版 介護職スキルアップブック 手早く学べてしっかり身につく! 認知症ケア