💦母の認知症が進行して起こる「最悪の事態」
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(現代ビジネス)記事の要点
- 「物盗られ妄想」の発症と悪化:アルツハイマー型認知症と診断された母・弥生さんは、症状の進行とともに「物盗られ妄想」が現れ、同居する夫や訪問介護のヘルパーを泥棒扱いするようになりました。
- 介護現場の疲弊:ヘルパーは当初、優しく対応していましたが、日常的に泥棒扱いをされることは、熟練した専門職であっても精神的な負担となります。
- 現金管理の難しさ:娘の真澄さんは、母の安心のために毎月10万円を銀行で下ろし、通帳を見せて確認させるという手間をかけていました。しかし、仏壇の奥に隠したはずの10万円入りの封筒が紛失するという事件が発生しました。
- 介護事業者との信頼関係の崩壊:真澄さんは消去法でヘルパーを疑い、事業所へ連絡しました。しかし、証拠がない状態での指摘に事業所の責任者が激怒し、介護サービス提供側との関係が決定的に悪化してしまいました。
今後どうするべきか
記事の内容を踏まえ、このような事態において検討すべき対応策をいくつか挙げます。
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現金の管理方法の抜本的な見直し
認知症患者は、自分で大切なものを隠して場所を忘れてしまうことがよくあります。高額な現金を自宅に置かないことが鉄則です。本人が通帳を確認したがる場合は、少額の現金のみを渡し、大金は家族が管理するか、必要に応じて成年後見制度の利用などを検討し、物理的に紛失(または紛失したと思い込むこと)を防ぐ工夫が必要です。 -
専門家(主治医やケアマネジャー)への相談と受診
「物盗られ妄想」などの周辺症状(BPSD)が激しい場合は、主治医に相談して服薬調整を検討することが有効な場合があります。また、家族だけで抱え込まず、現在のケアプランが限界に来ていないか、ケアマネジャーと冷静に協議する必要があります。 -
介護事業者とのコミュニケーションの再構築
疑わしい状況であっても、確実な証拠がない段階でヘルパーを疑う発言をすることは、信頼関係を即座に破壊するリスクがあります。まずは「お金が見当たらないので、一緒に探すのを手伝ってほしい」「どこかにしまい忘れていないか、今後の対応を相談したい」といった、「犯人探し」ではなく「問題解決」のスタンスで相談することが重要です。 -
在宅介護の限界の見極め
家族が遠方から通い、精神的・経済的にも限界を感じている場合、ショートステイの利用頻度を増やす、あるいは施設入所を検討する時期に来ている可能性があります。「最悪の事態」を避けるためには、家族が倒れてしまう前に、介護のプロの手をより借りられる環境へ移行する決断も必要です。