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総患者数:5,500万人(推定)
  • 🧠 アミロイドβ(Aβ)最新情報(2025〜2026年)

    最新動向 原因疾患 診断技術 研究成果 治療薬
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    1. 基礎研究:線維成長メカニズムの解明 分子科学研究所などの研究グループが、Aβ線維の成長が2本のプロトフィラメント(細い線維)が交互に伸びるパターンで進行し、先端が揃ったときに成長が一時的に停止することを分子レベルで明らかにしました。さらに、4396C抗体がこの「停止状態」に選択的に結合し、Aβ線維のさらなる成長を効果的に阻止するメカニズムも解明されています。 2. 診断・バイオマーカー 血液検査の実用化が加速 2025年5月、富士レビオ社の血液検査(pTau217/Aβ1-42比)が、55歳以上の症候性患者を対象としたアミロイドプラーク診断のための初のFDA承認血液検査となりました。ただし、日本では2026年3月時点でこの血液バイオマーカー検査は保険未収載であり、研究・自費検査の段階にとどまっています。 血漿Aβ42/40の活用 慶應義塾大学の研究では、血漿Aβ42/40が脳内アミロイドβ沈着を高精度に判別可能であることが示され、前臨床(プレクリニカル)ADのスクリーニングに有用であると期待されています(2025年6月発表)。 機械学習による早期スクリーニング エーザイが、日常診療で収集される34項目の臨床データ(年齢・性別・既往歴・腎機能・MMSE等)を使ってアミロイドPET陽性を予測する機械学習モデルを開発。背景データと血液検査・MMSEを組み合わせたモデルでAUC 0.73の予測精度が確認されました。 脳脊髄液検査薬の承認 ロシュが脳脊髄液からAβ濃度を調べる検査薬の製造販売承認を取得。現在、保険適用となっているのはアミロイドPET検査とCSFを用いた検査のみです。 3. 治療薬:抗Aβ抗体薬の普及 2023年9月にレカネマブ(レケンビ)が正式承認され、2024年11月には国内で2剤目となるドナネマブ(ケサンラ)も保険収載されています。 両薬の比較: レカネマブは「プロトフィブリル」と「アミロイド斑」の両方に結合するのに対し、ドナネマブは「ピログルタミル化」という目印のついたアミロイド斑に選択的に結合します。ドナネマブの方が、脳に沈着したアミロイド斑を効率よく除去できる可能性が指摘されています。 ドナネマブを18か月投与することで認知機能の低下を29%抑制、言い換えると認知機能低下の進行を約5.4か月遅らせる効果が示されています。 4. 将来展望:「治療」から「予防」へ アルツハイマー病は脳にアミロイドβが溜まってから20〜30年後に発症すると考えられており、より早期の投与が重要とされています。脳内にアミロイド斑が溜まり始めているものの認知機能は正常な「プレクリニカルAD」を対象に、レカネマブとドナネマブそれぞれの大規模臨床試験が進行中で、将来的に「治療」から「予防」へと移行する可能性があります。 5. アミロイドβ仮説への疑問 アミロイドβ仮説を証明したとされてきた研究の信頼性に関する議論が続いており、「アルツハイマー病の原因はアミロイドβではない?」という視点も一部の専門家から提起されています(2025年6月)。単純ヘルペスウイルスなど他の要因を重視する仮説も注目されつつあります。 まとめると、アミロイドβ研究は①より簡便な血液診断の実用化、②抗体薬による治療の普及、③早期・予防的治療へのシフト、という3つの軸で急速に進展しています。一方で、Aβ仮説そのものの見直し議論も続いており、多角的な視点からの研究が重要になっています。
  • 🔍教えて「認知症の4大リスク因子+その他」

    質問「Q&A」 原因疾患 リスク要因
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    認知症の「4大原因」は、原因となる病気の分類で見ると次の4つが代表的です。 アルツハイマー病 最も多く、全体の6〜7割、女性に多い。 記憶障害から始まりやすく、徐々に進行。 脳血管性認知症 脳梗塞・脳出血などが原因。 高血圧・糖尿病・喫煙など生活習慣と強く関係。 レビー小体型認知症 幻視(見えないものが見える)や、体の動きの低下(パーキンソン症状)が特徴。 前頭側頭型認知症 比較的若い年代にも起こる。 性格変化・衝動的行動・言語障害などが出やすい。 補足すると、 日本ではアルツハイマー病が圧倒的多数 予防可能性が高いのは脳血管性認知症 最近は「難聴」「孤独」「睡眠不足」などもリスク因子として重視されています。